矯正歯科

当院の矯正歯科の特徴

当院の矯正歯科治療の特徴

当院では、床矯正(しょうきょうせい)治療に取り組んでおります。床矯正は、成長を利用するため低年齢から治療に取り組めること、矯正装置が取り外せるので食事や歯磨きに影響しないこと、永久歯の抜歯をしないでいいこと、痛みを我慢しなくていいことなど、良いところがたくさんあります。

装着時間は14時間が基本ですが、学校から帰ってきて、夕食以外の朝まで装着していただければ時間の確保は難しくありません。

小学生の低学年から初めて、卒業するまでにはおおよそきれいになっている。やはり、中学生は勉強もクラブ活動も小学生よりずっと忙しくなりますし、女児の場合は成長も止まってきますので、早めにスタートすると良いと思います。

マウスピース矯正
「インビザライン」

透明で目立たないインビザライン矯正治療を当院では、"66万円"にて行っております。

矯正のご相談も行っておりますので、お口のお悩み・ご不安なことお気軽にご相談くださいませ!

当院で行うインビザライン治療は、年間120症例以上の症例実績がある院長が患者様のご希望に添って
治療をご提案させていただきます。
※2022年時点実績、院長個人の実績になります。

※ご相談はお電話にてご予約くださいませ。

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大人の矯正について

大人の矯正

大人の矯正の特徴

大人の方の矯正は、成長という要素がないため、治療計画を描きやすいと言えます。逆に、成長がないため、歯を並べる場所がなければ、間引きする、つまり抜歯するしか方法がありません。

ただし、歯が傾いている場合は、抜歯せず歯を起こすことで歯を並べる場所ができることもあり、事前の診査診断がとても大切です。

歯に固定させていただく器具(ブラケット)は透明に近く、通すワイヤーも白くコーティングされているものを使うことが多いです(金属色のものを使うこともあります)。

虫歯の治療個所や被せ物が多いとブラケットを装着することが困難な場合もあるのが注意点です。

大人になっても気になる歯並びは治せるか

歯並びを治すのに年齢制限はありません。ただし、治らないものもありますし、希望通りにはならないこともあります。

人間の体は、模型ではありませんのでそう都合よく動いてはくれません。治療することにより、全体が変化しますので、見た目は改善したけど、一時的に噛みにくくなりかえってそちらがストレスに感じる方もいらっしゃいます。簡単にすぐに治せるわけではありませんので、しっかりと検討してください。

利用する矯正装置の種類

大人の方でも床矯正装置による治療や透明のマウスピース矯正治療も対応しておりますが、取り外しがかえって面倒だからとブラケット矯正を選択されるケースが多いです。

また、歯の裏側にワイヤーをつける舌側矯正という方法もありますが、当院では採用しておりません。なるべくシンプルな方法で、治療のしやすさ・手入れのしやすさを考えています。

小児矯正について

小児矯正について

小児矯正の特徴

来院していただくのは2~3か月に1度になりますが、治療期間は長期間になります。

治療の結果、歯並びや噛み合わせも良くなりますが、来院ごとに歯磨きの仕方や虫歯のチェックも合わせてできるので、安心していただけると思います。

小児期に矯正をすることで、大人になった時には矯正治療の記憶は曖昧でほとんど覚えていない方もいます。

小児矯正を開始するのに適した年齢

歯並びがガタガタであれば、永久歯の前歯が生えてきた7歳前後が最適かと思いますが、受け口は、3歳健診で指摘されることも多く、その場合は4歳ごろから治療を開始します。

いずれにせよ、歯が生えたら、当院にお越しいただき、歯磨きの方法や注意点などをお伝えさせていただきますので、歯並び噛み合わせについても一緒に確認していきましょう。矯正のタイミングは最適な時期がありますので、様子をみていて遅れてしまってはもったいないです。

小児矯正の必要性

矯正治療は、単に見た目をよくするための方法ではありません。歯並びが悪いと歯磨きもやりにくいですし、食べ物もしっかり噛めません。その状態のまま、成長していった時、それは本来の成長なのでしょうか。

身体の大きさのバランスは遺伝情報で決まっていると思います。永久歯の数は28本、それらがきれいに並ぶ歯並びが本来の形です。

ではなぜ並ばないのか、生まれてからのお口の使い方で成長がうまく進んでいないからかもしれません。できるだけ早く軌道修正をおこない、しっかりと磨けて噛めるお口へと導いていくべきと考えます。

メリットとデメリット

メリット

  1. 永久歯を抜かないこと
  2. 痛みを我慢しなくてよいこと
  3. 治療費が比較的安価であること
  4. 矯正装置を外すことができること

デメリット

  1. お子さんとご家族の協力が必要なこと
  2. 治療期間が装着時間や協力度によって長期間になること
  3. 成長によっては新たな問題が生じる可能性があること

メリットをメリットと考えるかどうかは人それぞれですが、当院ではそのように考えています。

治療期間

治療期間

積極的に歯を動かすような時間は、1~2年程度です。もちろん開始時期にもよりますが、最適な時期に開始していればその程度になります。

その後も、永久歯が完全に生えきって噛み合うまで確認しますので、12歳~14歳ころまで定期的な通院をお願いしております。

治療期間も、毎週のように通院することはありません。1月から3月に一度の来院で診察しますので参考に考えてください。

時間がかかるケース・かからないケース

時間がかからないケース

時間がかからないのは、悪いクセがなく、奥歯の噛み合わせが正常で、歯が並ぶ場所がしっかりしているが、前歯1本だけ傾いているのが問題であるようなケースは比較的短期間で安定した状態になります。

矯正治療なら比較的簡単に改善できるけど、自然には簡単には改善できない。自然に治るかもと様子をみている間に状況は良い方には進んでいかないことが多いです。

時間がかかるケース

歯並びだけでなく、悪いクセもあり、噛み合わせも問題、姿勢も悪い、治療に協力的でない、来院が滞りがちなど、時間がかかる要素はたくさんあります。

2年以上経過しても改善がなされない場合は、なかなかやる気を持続するのは困難でしょう。しっかりとお食事を噛んで食べないとどうしても噛み合わせが不安定で時間がかかります。姿勢に気を付け、しっかりと噛むことが成功の道です。

歯並びが悪いことで起きるトラブル

虫歯や歯周病

歯並びが悪いと、歯ブラシの毛先が届きにくく、磨き残しができやすくなります。

そのため、虫歯や歯肉炎(歯ぐきの炎症。歯ぐきが赤く腫れて、歯磨きのとき血が出たりします)になりやすいです。

食べものがよく噛めないと、唾液の分泌量が減り口の中の汚れがどんどんたまり、歯の病気だけではなく、口臭の原因にもなります。

顎関節症のリスク

口を開けたとき耳のそばでカクカク音がしたり、口が大きく開かないなど。これが子どもや女性に増えている顎関節症の症状です。

悪い姿勢や精神的なストレス、歯ぎしりなど色々な原因がありますが、歯並びの悪さから起こる場合もあります。

消化が悪くなる

咬み合わせがよくないと、しっかりと噛めないだけでなく、唾液の量が減って消化されないまま飲み込むことになります。

消化されないまま食事をしていると胃腸などの消化器官への負担が大きくなることにも繋がり、消化吸収されないということは子どもの成長を著しく阻害する原因にもなります。

発音がしにくい

症状によってはサ行やタ行の発音がハッキリしなくなることがあります。特に外国語の発音に困ることが考えられます。今後はますますグローバル社会が加速化されます。

そんな中で外国語の発音に困ってしまうと、お子様も外国語を学ぶことに対して前向きになれないかもしれません。

肩こりや頭痛の原因

噛み合わせが悪いと、なんとかうまく噛もうとして、あごが不自然な動きをするので、あごや筋肉にムリな力がかかってしまい、そのため頭痛や肩こりなどが起こることがあります。

精神的なストレスに

歯並びが気になって人前で笑うことができない、うまく発音できないので会話が嫌になったり、人と会うのが億劫になるなど精神的なストレスに繋がります。

こんな歯並びは要注意!

出っ歯

見た目から気にされる方は多いです。噛み合わせが合わないために口呼吸となり、口の中が乾燥します。乾燥は虫歯菌の蔓延に繋がります。

受け口

いわゆる「しゃくれ」状態です。前歯でものを噛み切ることができないために消化器官への負担過多、発音不良、顎関節症などへ繋がります。

すきっ歯

隙間にものがつまることで虫歯の原因となったり、サ行やタ行の発音がしづらくなったりしますので英語の発音を気にされる方もいらっしゃいます。

でこぼこ

でこぼこに生えていると歯磨きをしてもどうしても磨き残しが出て、虫歯や歯周病の原因となります。八重歯も叢生になります。

開咬

奥歯はしっかり噛み合わさっているのに前歯は開いている状態です。発音不良や口の乾燥からくる虫歯などの問題があります。

交叉咬合

噛みにくいのはもちろん、顔が歪んだり、顎関節症へ繋がります。 成人してからの矯正は外科手術を伴うこともあります。

矯正治療の流れ

初診時矯正相談
初診時矯正相談

お口の中を拝見して、歯並びの状態とその矯正治療について1時間程度ご説明いたします。

矯正治療を開始/検査
矯正治療を開始/検査

歯並びの状態、虫歯、歯周病、顎の関節や筋肉の状態について細かに診察し、その後歯型をとり、歯並びのレントゲン写真を撮影します。

検査結果を踏まえた上で、年間400件を越える豊富な治療実績から、患者様にとってベストな矯正プランをご提案します。

歯型を技工所に送り、
矯正装置を製作
歯型を技工所に送り矯正装置を製作

検査結果から、「床矯正での治療」がベストと判断された場合、撮らせていただいた歯型は技工所(東京)に送られ、床矯正研究会の主幹である鈴木説矢先生にも確認していただき装置を製作します。

床矯正研究会技工所は、高い技術を持ち、当院が信頼するメディカルパートナーです。※矯正装置の完成までには、1ヶ月ほどお時間をいただきます。

矯正装置の装着
矯正装置の装着

矯正装置が完成したら、再度ご来院いただき、いよいよ装着となります。この日から治療開始が本格的にスタートします。

装置の取り外しの練習や取り扱いについて詳しく説明し、注意文書もお渡しします。

矯正装置の調節・メンテナンス
矯正装置の調節・メンテナンス

1ヶ月後に装着状況と進み具合の確認をします。また必要によって矯正装置を調節します。その後は、治療の進み具合によって、1ヶ月から3ヶ月位の間隔で来院していただきます。

ブラッシング指導
ブラッシング指導

矯正治療の最中は、虫歯になりにくい歯を作っていく事が大切です。そのために、定期的なチェックと正しい歯磨きの仕方などをお伝えしていきます。

小児矯正の症例

症例01 8歳の小児矯正治療

治療前

小児矯正の症例

治療10か月後

小児矯正の症例
主訴 上の前歯のすき間と下の前歯の重なり
相談時説明事項

お口がぽかんと開いていることを指摘しました。歯並びについては、このまま様子を見ていても自然に改善することは難しいと説明しました。

概算見積り プレオルソ(44,000円)×1
床矯正装置(77,000円)×2 
合計198,000円
(検査・型取り費用等は別途必要)
治療期間・
通院頻度
1~2年間は2~3か月に一度の来院が必要です。
その後は、3~4か月毎のチェックします。
終了の目安
  • プレオルソは使用期間1年程度
  • 改善なければ、床矯正治療を1年程度行う
  • 永久歯が生えそろうまで経過観察を行う
今後の展望

プレオルソの使用だけで上の前歯のすき間は少なくなりました。今後はお口の機能を高めて自然に改善できる可能性が高まりました。

下の前歯のゆがみも改善しつつあるが、整えるための床矯正装置は必要となる可能性があり次の装置を検討しています。

症例02 6歳の小児矯正治療

治療前

小児矯正の症例

治療4か月後

小児矯正の症例

治療8か月後

小児矯正の症例
主訴 下の前歯(永久歯)が重なって、スペース不足を指摘された
相談時説明事項

下の前歯が重なって生えてきており、きれいに並ぶためには5㎜ほどスペースが不足している。上の歯並びもスペースが少なく、成長だけではカバーできないので上下とも歯の並ぶ場所をつくる矯正をすすめました。

装置に慣れるため、先に下から開始することを提案しました。

概算見積り 床矯正装置(77,000円)×5
上顎に3、下顎に2装置
合計385,000円
(検査・型取り費用等は別途必要)
治療期間・
通院頻度
1~2年間は2~3か月に一度の来院が必要です。
その後は、3~4か月毎のチェックします。
終了の目安
  • 前歯の改善には1~2年必要
  • 永久歯が生えそろうまで経過観察を行う
今後の展望

最初は弱かった口唇閉鎖力も強くなり、口腔機能は向上してきている。装置も上手に使用してもらっているので、当初計画した装置の数よりも1装置減らせる可能性も出てきた。

今後の生え変わりを確認しながら治療を進めます。

症例03 4歳の小児矯正治療

治療前

小児矯正の症例

治療4か月後

小児矯正の症例
主訴 受け口で滑舌が悪い
(家族にも受け口の方あり)
相談時説明事項

受け口については、早期対処が重要で、夜間就寝時に使用する矯正器具で改善が期待できると説明しました。同じような効果を期待する矯正装置が数種類あるが、年齢、受け口の状態からムーシールドを提案し使用法について詳しく説明しました。

概算見積り ムーシールド(77,000)円×1
合計77,000円
(検査・型取り費用等は別途必要)
また、永久歯に交換する際には再度相談となる
治療期間・
通院頻度
改善するまで2カ月に一度通院します。
改善後は3~4カ月に一度観察します。
終了の目安
  • 現状からムーシールド適切な使用で約半年
今後の展望

口腔機能を高めて、滑舌の問題も改善に導きたいと思います。永久歯に交換する際に再度受け口にならないように注意して経過観察を行います。