歯科口腔外科

歯科口腔外科とは

歯科口腔外科とは、お口の中で外科手術を必要とする治療です。

口腔外科とは

日本口腔外科学会のホームページには、「口腔(こうくう:口のなか)、顎(がく:あご)、顔面ならびにその隣接組織に現れる先天性および後天性の疾患を扱う診療科です。」と記載されています。

具体的には、親知らずや埋まっている歯の抜歯、顎骨炎、歯が原因の上顎同炎、交通事故を含むケガ等の口腔の外傷、口腔領域の腫瘍(良性・悪性)、口唇口蓋裂など先天異常、口腔粘膜疾患、嚢胞(のうほう)、唾液腺の疾患、顎関節の疾患などなど多岐にわたります。

歯科用インプラントの手術もその範ちゅうです。

口腔外科は、咀しゃく・嚥下・発音といった顎口腔機能全体を捉えているため、幅広い病気や治療に対応しています。
顎関節症の診断・治療(主にマウスピース治療)や、重度の口内炎の治療、顎やお口の中のさまざまな病気の治療からストレス障害の内科的処置まで、多岐にわたる治療を行っています。

当院の歯科口腔外科
について

口腔外科というと、診療所というよりは総合病院や大学病院がイメージされると思います。
当院においても、診察させていただいたうえで必要に応じて近隣の病院にある口腔外科、あるいは愛知学院大学や三重大学の付属病院を紹介させていただきます。

歯だけでなく、歯肉、舌、唇、口腔粘膜のありとあらゆる症状は一度当院で確認させていただければと思います。
なかなか治らない口内炎も放置せず相談してくださいね。

口腔外科とは

当院の歯科口腔外科の強み

当院には口腔外科での研鑽を認められた日本口腔外科学会の口腔外科認定医が在籍しております。

また、市立四日市病院や愛知学院大学歯学部付属病院との連携登録、その他地域の病院歯科口腔外科との連携実績も多数あります

口腔粘膜疾患の中でも注意すべき疾患は口腔がんです。口腔がんは、死亡率35.5%のがんです。

当法人は口腔がん撲滅委員会の活動に委員会設立当初より支援させていただいております。
これまでも初期の口腔がんの方を発見し、地域の病院歯科口腔外科と連携することで後遺症も少なく現在も検診に通院いただいている患者さんもいらっしゃいます。

当院の歯科口腔外科設備

口腔外科関連の疾患について、より詳しく診断・治療するためにはいくつかの設備が役に立ちます。

当院には通常のレントゲン以外に歯科用CTをはじめ、筋電計、筋電気刺激装置(低周波治療器)、生体モニター等口腔外科領域の治療に有用な様々な機器類を設備しております。

親知らずの抜歯について

親知らずの抜歯

親知らずの抜歯も
当院でできます

親知らずが痛くて歯科医院に行ったのに、抜歯ができないと断られた経験はありませんか?
親知らずが横から生えていたり顎の骨の中に埋まっていたりすると、一般歯科での抜歯は難しく、大学病院の口腔外科や口腔外科医のいる歯科医院での処置が必要です。

当院は口腔外科にも対応していますので、特殊な場合を除き、複雑な親知らずも院長が抜歯いたします。

親知らずと歯並びの関係性

親知らずが斜めに生えていたりすると前の歯を押すので歯並びに影響が出てくることが多いです。

親知らずの痛みの原因

一番奥で磨きにくいために汚れが溜りやすく炎症を起こしやすいことや、そのため虫歯になりやすいのが原因です。

親知らずの抜歯のタイミング

親知らずの抜歯のタイミング

親知らずの手前の歯が虫歯になる前や歯茎が腫れてくる前がよいと思われます。
痛くなってからですと、抜歯後の痛みが強くでる場合や当日は抜歯できない場合もあります。

親知らず抜歯のタイミング①:
高校生の間

親知らずの抜歯のタイミングについては、高校生の間の抜歯をおすすめすることが多いです

理由は、親知らずが生え始めることにより手前の歯を押して歯並びが変化することがあるからです。
親知らずが横を向いて普通に生えない状態では、しっかりと磨くことができないため歯肉に炎症が生じて痛みが出て顔まで腫れることもあります。

進学して親元を離れた後では、痛みが生じても急に歯科に行くことができないかもしれません。急な出血や痛み、食事の困難さがあったとしても、周りの大人がフォローできません。
また、就職してしまうと痛みが生じても有休をすぐにとれなかったり、休日等の都合が合わず市販薬で痛みを我慢したりすることもあるかもしれません。

親知らず抜歯のタイミング②:
40歳になるまで

口腔外科の専門医からは、40歳になるまでには抜いたほうが良いともいわれます。骨が固くなり、抜きにくくなるようです。
体力もあり、基礎疾患もない若い時に一度は親知らずの抜歯について検討していただきたいです。

親知らず抜歯のタイミング③:
女性の方は妊娠の前まで

特に女性の方は、妊娠中に親知らずの周囲に炎症が生じますと、お薬を服用することにも抵抗があるでしょう。かといって、強い痛みは耐え難いです。
麻酔をして抜歯をするにも様々な配慮が必要になります。

親知らずでもまっすぐに手前の歯と同じように生えている方は、抜歯しなくてもいい場合もあります。一度ご相談していただければと思います。

抜歯の難易度について

まっすぐに生えている場合

抜歯の難易度 普通
(但し歯の根が極端に曲がっている場合は除く)
抜歯にかかる時間 全身疾患等に特に問題がなければ、通常はおよそ10分程度
抜歯の費用 おおよそ¥2,500

横向きに生えている場合

抜歯の難易度 普通から難
抜歯にかかる時間 20〜30分
抜歯の費用 おおよそ¥3,000

埋まっている場合

抜歯の難易度
(顎の神経と近接が疑われる場合は大学病院等への紹介になる場合が有ります)
抜歯にかかる時間 おおよそ40分
抜歯の費用 おおよそ¥5,000程度

親知らず抜歯の流れ

現在の状態の問診、全身疾患等の既往歴の確認
レントゲン撮影
血圧測定、酸素飽和度検査のち麻酔
抜歯手術
止血確認をした後、診療椅子から移動
投薬・会計

抜歯後の腫れについて

通常どの程度腫れますか?

通常は自分では腫れているように感じますが、他者から見て腫れているような状態になることは稀です。

腫れる期間はどのくらいですか?

腫れた場合は7~10日前後、腫れることが多いです。

危険な腫れ方はありますか?

喉の方まで腫れたり唾を飲み込むと喉が痛むような時は注意が必要です。

親知らずについて詳しくはこちら

口内炎について

口内炎について

口内炎が起きる原因

皆さんがよく経験する口内炎、直径2~5mm程度の円形の潰瘍で表面は白く周辺は赤くなっています。

この口内炎は、アフタ性口内炎といいますが、できてすぐは食べ物や歯ブラシが少し当たるだけで強い痛みがあり、その痛みで気が付くことが多いと思います。

はっきりとした原因はわかっておりません。もちろん、唇や舌を噛んでしまってその後口内炎になるケースでは原因は噛んだこととなりますが、噛んでも口内炎にならないケースもあります。
疲労やストレス、栄養状態等、様々な要素が絡み合っているといわれています。

口内炎の治療法

口内炎治療薬としては、軟膏とうがい薬を処方します。

栄養状態に不安のある方は、当院で取り扱いのある医療機関用サプリメントをおすすめします。

また、歯科用レーザーを使用し口内炎の治療をすることで強い痛みを緩和することも可能です。

夜間の就寝時にお口がぽかんと開いているとお口の中が乾燥し口内炎が生じやすい方もいらっしゃいます。口とじテープを使用していただくことで口内炎ができなくなった方もいらっしゃいます。
専用のテープをご案内しますので、スタッフまでお問い合わせください。

食事がおっくうになる口内炎、早く痛みから解放されたい方はぜひ受診してください。

歯科口腔外科の
ご予約について

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