新年あけましておめでとうございます。須藤です。今年の正月は寒かったですね。大雪にならなかっただけよかったですが。
さて、新年一回目なので、歯科医の原点的なテーマにしようと思います。
ずばり、歯の役割、唾液の効果についてです。
歯の役割とは?
「歯は食事をするためにある」と多くの人が認識していることでしょう。歯は咀嚼という大切な働きを持っていますが、他にも多くの役割があります。
歯は発音に関与しており、会話を行う上で大切な役割を持っています。
また、歯は見た目の印象に大きく影響します。白くて美しい歯は、会う人に好印象を与えます。
咀嚼によって脳に刺激を与える・身体のバランスを保つなど、全身の健康にも大きく影響しています。
噛むことの効果
「咬む」という動作は、歯の役割の一つでもありますが、ただ咬み砕いて飲み込みやすくするだけではありません。咬むことによって、唾液の分泌が促進され、消化されやすくなります。
歯を失うと、咀嚼能力が低下し、しっかりと物を咬むことができなくなってしまいます。これにより、消化が悪くなり、栄養吸収の効率が低くなることがあります。
唾液の働き
咬むことで唾液の分泌が促進されます。唾液の分泌が少なくなると、食べ物が飲み込みにくくなり、消化・吸収されにくくなります。
唾液には細菌を洗い流す効果や、抗菌作用があります。唾液の分泌が減ると、むし歯や歯周病などの病気のリスクが高くなってしまいます。